ART DIRECTIONブランド・製品・サービスの
アートディレクション
アートディレクション
弊社でのアートディレクションは、製品やサービスの世界観を作ることです。製品を使うユーザーは、製品だけを見ているわけではありません。製品を検討する段階で、ウェブサイトでの画像や商品を解説する文章、カタログなどを見ます。
アートディレクションの目的とは?
ユーザーが製品を購入するときは、図のような、パッケージや製品画像やサイト、カタログなどを通じて製品を知ります。このようなものをユーザーとの接点という意味で、「コミュニケーションツール」と言います。
そして、ユーザーはコミュニケーションツールを通じて、製品の世界観(この製品を買うと実現できる世界)を知り購買を検討することになります。
弊社は、「製品」+「コミュニケーションツール」=「製品の世界観」を実現できると考えています。つまり、お客さんは購入過程を含めたサービスを選択しています。
製品やサービス開発においてのアートディレクションの目的は、ユーザーに対して製品の世界観を構築することです。
アートディレクターの業務とは?
往々にして、製品開発現場では、製品開発に関わる人は、コミュニケーションツールにはあまり関心を持たなかったりするので、コミュニケーションツールと製品の世界観が関係なくなることが多くあります。細かくチェックする人がいないことが原因です。
アートディレクションとは、そのように世界観が統一できているかどうかのチェックを担当する仕事と、その世界観をメーカーと共に作る、2つの業務がメインです。
1つめは、世界観を定義して、それをデザインのルールに落とし込み、ウェブや印刷物のデザイナーによって表現がマチマチにならないようにします。
2つめは、予算やスケジュールなどを考慮して、世界観から外れていないかどうかをチェックする業務です。チェック業務も、スケジュールが押してくると、開発担当者はチェックを好ましく思わない場合もありますので、そのあたりの調整も必要となってきます。
アートディレクションという言葉は一般的ではないので、何をするかイメージしづらい人が多いと思いますが、「製品が提供する世界観をどうするか?」と「制作物が世界観をちゃんと実現できているか?」をチェックすることが具体的な仕事内容です。
何かを作りたいけど、何を作ればいいかわからない、製品開発担当者の方へ
今の時代はモノに溢れていて、ユーザーとしてもどれにすればいいか、価格以外に決め手が少ないプロダクトが多く見受けられます。価格以外での商品の価値を考えることは、想像以上に大変なことで、不確定要素が多くあります。その不確定要素を明確にすることが、製品がユーザーにもたらしてくれる世界観の構築だと弊社は考えます。「どんな世界観を作れればいいのか?」などで困ったときは、トリイデザイン研究所までご相談ください。