トリイデザイン研究所は11周年を迎えました
トリイデザイン研究所は皆様のご協力のもとで11周年を迎えました。
今年も11周年を迎えているモノを「2024年 11周年」で例年同様にgoogleで検索をかけてみました。
2024年の振り返り
2024年は、食品メーカーの新規事業のアートディレクションや情報整理業務や、家具メーカーの未来のストーリー作りや、美術展のグラフィック周りのデザインなどの弊社が得意としている部分のご依頼が増えてきました。2019年からスタートした見せる防災備蓄庫「ストックストック」も認知度が高まり事業として成立してきました。ここ数年、準備してきたものが動き始めてより多くの人に楽しみや安心をもたらすことができるプロダクトやサービスを実現していく段階になってきました。
会社のコラムも1記事/月を最初の目標にしていましたが、業務と平行して行う難しさも肌で感じたゆえに、2-3ヶ月に1記事程度を目標にして、引き続き「デザインを考える上での参考となるお話」を書いていきたいと思います。最新のコラムで紹介したエイドリアン・フォーティーの「欲望のオブジェ」の記事では、イデオロギー神話、製造の分業、差異化の話を取り上げましたが、デザインは差異を作り出す仕事であるがゆえに、次は人々の差異についてのお話、フランスの社会学者ピエール・ブルデューの「ディスタンクシオン」を取り上げます。こちらは「わたしとあなたは違う」というキーワードのもとに人が意識的・無意識的にマウントを取ったり、取らなかったりして自分のポジションを決めたり移動したりする、社会の隠された構造を暴く内容です。
2025年に向けて
基本的には、去年の考えた「やっていきたいこと」は2025年も変わらず、事業計画の立案・実行・製品デザイン・マーケティングという軸で進めていきたいと思います。
来年の1月に発表するイベントを皮切りに、6月の大阪万博のイベントなど、現在進めているプロジェクトの成功に向けて邁進していきたいと考えています。
2025年もトリイデザイン研究所をよろしくお願いいたします。
最新のお知らせ
- 2024.12.29
- ピエール・ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む [コラム015]
- 2024.12.12
- トリイデザイン研究所は11周年を迎えました
- 2024.11.11
- エイドリアン・フォーティー『欲望のオブジェ』を読む [コラム014]
- 2024.10.30
- エイドリアン・フォーティー『欲望のオブジェ』「序論」を読む [コラム013]
- 2024.07.26
- 夏季休暇のお知らせ 07/29-08/01
- 2024.07.24
- 『NUDGE(ナッジ) 実践 行動経済学 完全版』を読む [コラム012]
- 2024.07.19
- ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』を読む [コラム011]
- 2024.07.02
- 「Looker Studioを使った視認性の高いBtoBサイト分析業務」を7月1日からスタートします
- 2024.03.29
- スティグリッツ『プログレッシブ キャピタリズム』を読む [コラム010]
- 2024.03.12
- ジョン・ガルブレイス『大暴落1929』を読む [コラム009]
- 2024.03.03
- ベル・ゲデスとシド・ミード-未来を描いたデザイナー[コラム008]
- 2024.02.24
- ジョン・ガルブレイス『ゆたかな社会』を読む [コラム007]